新旧世代交代

 昨晩、高田馬場駅近くに在るロシア料理店「チャイカ」で送別会があった。泰日文化倶楽部が入っているビルの管理組合で一緒に理事として頑張った仲間のY氏(61歳)が健康上の理由で所有しておられた部屋を売却されたため、お別れの会となった。彼は勝海舟の末裔である。したがって、血気盛んな方であった。自分の主張ははっきりと物申すというタイプなので、私は彼を認めていた。
 「今日でもう、高田馬場に来ることはありません。温泉でも行って、体を治します」
 別れは寂しいが、またいつか連絡が来るかもしれない。そう思いながら高田馬場駅前広場に目をやると、早稲田大学の学生達で広場は埋め尽くされていた。若者の熱気だ!
 帰宅して、『青年時代』(トルストイ 米川正夫訳 岩波文庫 昭和13年初版 昭和35年第6版)をパラパラとめくる。定価はなんと百二十円。