シュトレン(クリスマス菓子)の語源

 12月25日、お茶の稽古時に、シュトレン(クリスマス菓子)が黒塗りのお盆に出てきた。茶道の菓子は和菓子だと思い込んでいたので、和洋のコラボレーションが新鮮に感じられた。
 シュトレンは市販のものではなくて、わざわざ本場ドイツから送られて来たものだと茶道講師から聞かされ、さらなる新鮮さを覚えた。茶道講師は能書家であられる。ドイツ人の要望を受け入れ、来年の干支である「酉」を墨書して差し上げた御礼がシュトレンだというわけだ。
 シュトレンの語源を調べてみると、坑道という意味であった。それがトンネルに見立てられ、やがては、幼子イエスのおくるみをうかがわせることになった。なんと美しい比喩であろうことか。