哀悼のタイ王国(3)

 10月19日午前6時15分、出迎えに来て下さったピカピカ先生のご両親と合流。駐車場へ行き、スワンナプーム空港を出たのが6時30分。車はオンヌット方面を目指して走り出した。郊外にある小さなホテルのフェンスにまでも白黒の太い布が右から左へと敷地いっぱいにたれかけられているのを見て、いつものタイではないことを感じ取った。
 車はオンヌットからスクムビット通りに入った。「どこへ行くんですか?」と尋ねると、「ホテルまで」とクン・ポーは答えた。「あのー、チェックインは午後2時なんですけど。それではチャルンクルン通りまで連れて行ってくださいませんか? 洋裁店へ行きたいので」と、私。
 しかし、クン・ポーは会社へ行かなければならないので、それは無理とのこと。そこで、クン・メーと私はトンローで降車して、BTSでサパーンタクシンまで行くことにした。午前7時20分、トンロー駅からBTSに乗り込むと、すでに超満員。ほとんどの人が黒い服であった。私のスーツケースは肌色。それを車内に押し込むのが一苦労であった。