熊さん バンコクで入院

「タイ語中級 金曜日19:00」のクラスで勉強している熊さん(หมี)は、茅ケ崎から高田馬場まで通うこと、かれこれ15年。彼の熱心な態度に、私はいつも敬意を表している。
 その熊さんが、昨晩やって来られて、開口一番、「いやあ、今回、バンコクで怪我をしまして….」と言いながら、目の上に貼ってある絆創膏を指差した。そのあと、状況説明を聞くと、地下鉄のATMでお金を引き下ろした時、お金だけが出て来てカードが出て来ないので、精神的に動転をしているうちに気を失ったそうである。その際、頭をどこかにぶつけて血がたらたら。気がついたら、バムルンラート病院のベッドの上….。
 ありとあらゆる診察をされて15万バーツ。「いやあ、今回は検査のためにバンコクへ行ったようなものです」と、熊さん。「チェックインしただけのホテルから荷物が運ばれて来て、ホテルの人がすばらしい個室の中にいる熊さんの話し相手になってくれたとか。日本語ペラペラのタイ人通訳が3人交代でつき、タイ語を話す機会はほんの少々。頼んでもいないのに日本料理ばかりが提供され、タイ料理を食べずに帰って来たのが残念だと、熊さん。帰国してから日本の病院に抜糸に行ったが、経過報告の写真をタイの病院へ送り続け、タイ人医師がメールでちゃんとコメントしてくれているそうだ。