毎日書道展

茶道講師から、「毎日書道展に入選しましたので、招待券をどうぞ」と言って手渡されたのが6月下旬。そこで閉会前日の7月22日に東京都美術館へ行った。絵画展は毎年行っているが、書道展は初めてである。
 行ってみてまず驚いたのは、作品の数の多さ! 約35,000点の出品に圧倒された。もちろん、全部を見切れるわけではない。茶道講師の作品は第26室に有った。「漂泊千里謳謡満百城漢家尊太守魯国重諸生俗変人難理江傳水至清船経危石住路入乳山行老得滄州趣春傷白首情嘗聞馬南郡門下有康成 智子書」
 書もさることながら、漢文の素養を要求されているようで、私の心は小さくなった。
 毎日書道展は昭和23年から始まったとのこと。今年は第68回目。書を親しむ日本人の心美に触れて、ただただ感銘を覚えた。