工場開き と 生け花

昨日、バンコクから生け花の写真が10葉ばかり、ラインで送られてきた。私がいつも泊めていただくJ先生(泰日文化倶楽部の元講師)のご主人がチョンブリに新しい工場を開設され、その工場開きが昨日、大勢の方々を招いて盛大に行われたことを知った。生け花は新しい工場に彩りを添えていた。
 タイでは、発展、前進を祈願して、「9」の数字に縁起をかつぐが、なるほど、昨日は「29日」であったから、まさしく良き日であったわけだ。
 私が感心したのは、いずれの花も生け方がすばらしかったこと! 
「日本で数回しか習っていませんが、日本の生け花を思い出しながら、妹と一緒に生けました」と書いて来られたJ先生。妹さんも早稲田大学に留学しておられたから、生け花を習われたのであろう。
 私は泰日文化倶楽部で2007年より、「アジア女性のための生け花教室」を無料で開講しているが、その主旨は、アジア諸国の女性が、将来、母国で、日本を思い出しながら、花を美しく生けてほしいという点にある。こういう場面に活かされるとは、想定外であった。