アユタヤ時代の女傑

昨日、授業で、アユタヤ時代の初めの頃(注:今から約460年前)に名誉の死をとげて、タイの四大女傑の一人になったスリヨータイ王妃の物語を読んだ。
 アユタヤ時代は王位簒奪が繰り返されたようだが、それを聞きつけたビルマの王が、アユタヤの騒乱に乗じてアユタヤに攻め入った。当時は象に乗っての闘いだが、アユタヤのマハーチャックラパット王が二人の王子を連れて戦場に出ようとすると、スリヨータイ王妃が自分も連れて行ってくださいと許可を求め、男装して象に乗った。しかし、王の危険を察して、自らが闘いの中に機敏に突撃した時、敵の一撃に遭い、あえなく象上で息絶えた。二人の息子が母の亡骸をアユタヤの都に持ち帰り、以後、タイの歴史に名を残す女傑となった。
 小学校の教科書だから、わずか2ページしかなく、1回の授業で読みきれるから、教材としては丁度いい。
 スリーヨータイという機名のタイ航空に何度も乗ったことがあるが、今思えば、なんとも頼もしい飛行機であったことか!