ボランティア活動を続ける美容師さん

 昨日、美容院(ร้านเสริมสวย)へ行くと、新しい美容師さんが私を担当した。お近づきを兼ねて、いろいろと話をした。というよりも、彼女が一方的に喋った感が有る。そして、私は珍しく聞き役に回った。
 「母も美容師です。これまで母の美容院で働いていたのですが、お給料(เงินเดือน)が出なくなりました。母は9月に倒れて以来、弱気になり、店を続けるかどうか、様子見をしていますので、私はこうしてチェーン店に勤務することを決めたわけです。高田馬場はやはりお客さん、多いですね」
 彼女は西武新宿線の小平市に住んでいるので、馬場までの通勤はらくそうだ。
 「私、三陸の方へボランティア(อาสาสมัคร)へ行ってます。もう4年になります。仮設住宅にいる女性が落ち込んでいたので、髪を染める(ย้อมผม)と気分が明るくなりますよと言って、染めてあげると、その女性は急に元気になりました。交通費も含めて全て自腹でやっているので、だんだんきつくなってきました。でも、このお店も、主人も、母も、皆、私のボランティア活動を認め、支えてくれています。三陸に行くと、80人の女性が私を待ってるの。しかし、一日80人はとても無理」
 年末に素敵なお話を聞くことができて、私は彼女に感謝した。彼女の旧姓は吉川だという。祖父から先祖は四国の出だと聞いているとのこと。もしかして、彼女と私は先祖でつながっているかもしれない。