深川めし

 昨日、なんとなく清澄庭園へ行きたくなり、地下鉄半蔵門線の清澄白河駅で降りた。庭園の入口はすぐに見えたが、急に空腹を覚えたので、まずは昼食をと近くを歩いてみた。
 びっくりしたのは、佃煮屋のおじさんが面白い恰好をしていて、呼び込みをやっていたことである。何の知識もなくて初めて降りた町だが、静かな雰囲気の中、江戸情緒が残っていた。
 ある店を外から窓越しに覗くと、大勢の人達が食べている。そして、外には並んでいる人達も….。さらに進んだところにある店に入ることにした。深川めしで有名な店であった。
 深川めしと言えば、駅弁などで食べたことはあるが、本場で食べると、やはり違う。アサリの量が大きくて、入っている量も半端じゃない。近くに坐っている男性達が、「こりゃあすごい」と言い合っていた。
 食べても食べても減らない。格闘しているところに仕事の電話が入る。すかさずテーブルに用意されているサランラップを手に取り、残った3分の2の深川めしを包み、店を出た。
 昨日の教訓。やはり、なにごとも本場へ行って、本場の空気をしかと味わうに限る。