ベンチャロン焼の花瓶

 先週から昨日まで、日本橋の高島屋本店で「日本いけばな展」が催された。泰日文化倶楽部で「アジア女性のための生け花教室」をご担当いただいている華道講師が出品されておられ、招待状をいただいていたので、出かけて行った。
 出展した流派は約200。「一人だけしかいない流派もいます。一人でも家元よ」と、華道講師。
 秋の花々がいっぱい。なかでも、鶏頭の花が目立った。鶏頭は、タイ語では、「หงอนไก่ ゴーン(とさか)+ ไก่ ガイ(鶏)」。大玉のダリアも美しい。
 タイに住まわれたことが有る華道講師が私を或る生け花の前に連れて行ってくださった。
 「ほら、ベンチャロン焼の花瓶ですよ」
 花瓶のそばにはアクセントとしてタイシルクのスカーフが置かれてあった。日本の花を生けてもうまくマッチしているから、驚き。日本伝統の美の世界にタイの要素が加わり、新たなる美を生み出している。日本とタイの芸術面でのマッチング、工夫すればまだまだ有りそうだ。