邦楽合奏団「まどか」の定期演奏会

 昨日、邦楽合奏団「まどか」の第24回定期演奏会を聴きに行った。常任指揮者をしておられるS氏(泰日文化倶楽部の元生徒)から招待状を頂戴したからである。
 この「まどか」は、1988年に産声を上げたそうだから、泰日文化倶楽部と同い年だ。
 演奏された曲目の中に「尺八二重奏曲 遍路」という曲が有ったが、プログラムに書かれてあった作曲者(杵屋正邦)の解説の文章がすばらしいので、以下に一部を引用させていただく。
 「四国路をめぐるお遍路さんは、八十八ヶ所の霊場一巡によって一応その願望は成就されます。音楽の路には辿りつく果てもなく、然も複雑多岐、ともすればその進むべき方向すら見失いがちであります。時に一条の光明道と喜悦して生ける証しの歩を刻まんとするや、たちまち変じて深奥無限の暗黒路と化し、為すに術なく茫然と佇む。楽道とはしかく険阻峻厳なるものと覚えました」