若者同士の会話は素敵!

上智大学には10人くらいのタイ人が留学して来ているが、6月からは短期で日本語研修に来ているタイ人がいることを知った。何故ならば、昨日の授業中にそのタイ人がゲストとして現れたからである。
 去年からタイ語を習っているN子さんの友人で、そのN子さんが招いたといういきさつだが、私はそのタイ人を大いに歓迎した。何故ならば、若者は若者と話すのが一番と思ったからだ。
 ところがである。タイ人は英語がペラペラ。発音が実にいい。すると、上智の学生も英語がペラペラだから、タイ語の単語がみつからなかったり、表現の仕方に窮すると、英語で話し始めた。私はあわててストップをかけ、「タイ語で話しなさい。英語はダメ」と、タイ語で指示。もちろん、タイ人にもタイ語で通すようにお願いした。
 タイ人はチュラロンコン大学の女子学生であった。上智の学生達は習った文型や単語を使いながら、次第にたくさんしゃべるようになった。若者同士が明るく自然に接する姿を見て、老兵である私はにこにこしながら、学生達に「そうそう、そのように話せばいいのよ」と、エールを送った。