消防自動車と女の子

昨日、消防署の前を通ると、一人の女の子が消防自動車(รถดับเพลิง)の前で動かない。食い入るように見ている。4歳くらいであろうか。横にお母さんが立っているので安心。
 それにしても不思議だ。赤い自動車の前で離れない女の子。立ち入り禁止のロープが張られているので触ることはできない。幼い時から何かに夢中になって観察することはいいことだ。
 そこへ、一人の消防士(บุรุษดับเพลิง)が何かの紙を持って、事務室の中から現れ、その紙を女の子に手渡す。おそらく消防自動車の絵が描かれたものであろう。女の子はすぐに受け取った。
 たったそれだけの光景だが、ほのぼのとしたものを感じた。一般の車ではなくて、赤くて大きな自動車に夢中になっている女の子。将来は消防の仕事に就くかな?