我が寮友

 大学時代の寮友達が集まって、当時の寮監先生(90歳)に会いに行くことになり、目下、私が幹事をつとめている。今思えば、個性的な乙女達ばかりであった。コマーシャルで、「昔は乙女、今は太め」というのを見るにつけ、つい苦笑しているが、とにかく元気であればよい。
 R子さんは歴史学者だ。過去の同窓会の期日に関しては、彼女がすべて覚えてくれている。民生委員としても社会の奥深くを観察中。
 A子さんは調停委員を30年やっている。「先日、最後(定年70歳)の辞令をもらったばかりよ」と、彼女は言った。
 M子さんはコーラス・グループで、近々、オペラの聖地であるイタリアへ遠征するそうだ。
 S子さんは謡と能。能舞台での発表会には50万円の参加費がいるそうだ。
 寮友はまだまだたくさんいるが、今、列挙した寮友達の共通点は、社会の中で、頭を使ってしゃべったり、歌ったり、あるいは、うなること。即ち、大いに発声することである。認知症になる危惧は全くない。