羊というタイ語

タイ語で羊のことを<แกะ ゲェ>という。この単語は、動詞としての意味も有る。即ち、「彫る」、「開く」、「爪ではがす」、「(皮を)除去する」、等々。
 「彫る」の場合は、<แกะสลัก ゲェ・サラック>と重ね語で表現する場合が多く、かつ、このほうが分かりやすくもある。
 来年は干支が羊(ปีมะแม)だから、気分もスローダウンできそうだ。表面だけを上滑りするのではなくて、何かを彫って行くぞという精神を持つことも必要。
 羊と言えば、羊毛。羊毛からつくる毛糸を使っての編み物は楽しい。習い始めてもう8年以上になるが、辞めないことをモットーに、編み物教室へ週1回の割合いで通っている。
 1本の糸をどんどん編んで行くと、次第に<面>となって形を成して行く。後ろ身ごろ、前身ごろ、両袖、そして、襟のパーツを組み合わせれば、1枚のセーターが完成。根気を要求されるが、途中で放棄するわけにはいかない。
 またまた話題をタイ語の学習へと向けて恐縮だが、いろいろな表現や文法を習って、それをうまく繋ぎ合わせ、実際に使ってもらいたい。いろいろなパーツを豊富に貯めると、いつか、必ずや、ああ、タイ語を勉強しておいてよかったという日がくること、間違いなし。