塩を造る

 昨日、実家の草取りと先祖の墓参りのため、日帰りで郷里の香川県に帰った。母方の先祖の墓は宇多津にある。寺の近くにある花屋で正月用の花を2束、つくってもらった。驚いたのは、値段が東京の半額であったこと! 
 経営者の若者に尋ねてみた。「儲かってますか?」
 彼は答えた。「もうかりません。私は花屋だけやっているわけではなくて、普段は、塩田で塩を造ってます」
 塩田と聞いて、そういえば、昔、宇多津といえば、入浜式の塩田がいっぱい有ったことがすかさず脳裏に浮かんできた。そして、祖父が塩田を有していた話も思い出された。
 入浜式から流下式になり、そして、日本で塩を造るよりも外国から買ったほうが安いという時代になり、塩田は無くなってしまった。
 60年経過して、日本の伝統文化である入浜式を若者達が継承し始めたことを知って、とても嬉しく思った。