島根県隠岐の島海士町 と Sターン

 地方再生が叫ばれて久しい。政府は地方創生大臣まで造成したが、果たしていつその成果を見ることができるのであろうか?
 昨晩、テレビ東京のWBS特別番組で、島根県隠岐の島海士町が紹介された。東京の出版社に勤めていた男性が、海士町に移住し、漁業関係の仕事に就いて生き生きと暮らしていることを知った。奥さんは看護士として海士町から期待されている。
 ここは日本全国から高校生がたくさん転校してきているところでもあるようだ。ドバイから転校して来たという男子高校生もいた。埼玉県から来ている女子高校生は、「大学は関東を選ぶけれど、介護士の資格を取得したならば、お世話になった海士町に必ず戻ってきます。私、Sリターンをします!」と言った。
 皆さん、表情が明るい。それがとても印象的であった。
 Uターンという言葉はもう年代物。そして、Iターンという言葉も生まれた。だが、Sターンという言葉は初めて聞いた。
 東京は暮らしにくくなった。日本の地方での生活を選びたい人が増えてきているようだ。