N先生を囲んでの食事会

かつて泰日文化倶楽部で教えてくださっていたN先生が、現在、都内の大学に客員教授として半年間、滞在しておられるという情報から、当時の生徒達が食事会を企画した。私にも声がかかったので、昨日、その食事会に参加した。
 N先生は一橋大学で博士号を取得された方だから頭脳明晰であることはわかっているが、久々にお会いした先生の印象を列挙するならば、しっとりとした女性らしさをそなえておられること、会話の中に見られる先生の品格、そして、家族を大切にしておられるご様子がよくわかったことである。
 日本を離れる間際まで泰日文化倶楽部に教えに来ていただいていたので、離日した年を尋ねると、2004年だったとのこと。ということは、10年ぶりの再会であったわけだ。あの時、たしか35歳。だから、当然、今は45歳。中年の魅力をそなえた先生は、韓国の大学で2年半、教えた後、タイ帰国後はタマサート大学で教鞭を取っておられるそうだ。
 外国で博士号を得た後、タイへ帰って、タイのために働くという生き方を選ぶタイ人。そういうタイ人を私はこよなく尊敬する。