名無しのプレゼント

昨日の午後、教室に用事が有ったので外出しようとして玄関の扉を開けると、外側のドアの取っ手にビニール袋がぶら下がっていた。このようなことはかつて一度もなかっただけに不思議な感じがした。
 ビニール袋の中にはタイ語の本が2冊入っていた。添書きは一切、無し。一体、誰が? 
 急いでいたので、上がり框のところに置き、帰宅したら捨てようと思った。しかし、歩きながらとても気になって仕方がなかった。マンションの住民とも考えられない。何故ならば、皆さん、タイには全く関心が無いから….。
 帰宅後、マンションの管理人にも尋ねてみたが、廊下の掃除をしている時にはビニール袋を見かけなかったそうだ。
 しばらく考えてから、もしかすれば、今年4月に私の家に泊まったタイ人女性かもしれないという結論に達した。
 いずれにせよ、本でよかった。タイ人と日本人のハーフの赤ちゃんでも置き去りにされれば大変。子育て経験が全く無いからだ。