在宅看護

泰日文化倶楽部が入っているビルの4階に、在宅看護を専門とする会社が事務所を構えている。8月、7回にわたって、その会社はセミナーを開く。泰日文化倶楽部の教室を貸してほしいと申し出てきたのは5月であった。
 昨日、教室の机の配置を見たいということで、4名の中年女性が下見に来られた。20脚のイスをきちんと配し、白板消しにいたるまで、すべて文房具は新しく整え、窓ガラスも磨いていたので、私としては自信満々で彼女達を迎えることができた。
 聞くところによると、東京の場合、有料老人ホームは1ヶ月に30万円以上、かかるそうである。しかも、入所までに相当に待たされるとのこと。さらに、回復の見込み薄の老人の場合、病院をたらい回しにされた挙句、最後は自宅に帰るほかない、とも聞く。
 となると、在宅看護のビジネスは、今後、とても忙しくなりそうだ。何故ならば、第一次ベビーブームの人達がどんどん年をとって病気になっていくから…。
 病気になってしまうと体力も気力も、そして、記憶力も衰える。そうなる前に、日頃から、頭も口もきたえておこう。それには、外国語の勉強が一番。こつこつ学ぶと、持久力もつく。