ラオスのシルク

昨日、御成門にある日本アセアン・センターへ行った。「エージア・パニック」の店主から、「ラオス製品の展示会が有るので、一緒に行きましょう」と、誘われたからである。彼女の場合は、いいものが見つかれば、その場で仕入れをしたいという意気込みに満ち溢れていた。
 私はといえば、タイが好きな度合いを100とすると、ラオスに対する興味は5くらいしか無い。もうすでにタイ・シルクのスカーフを持ち過ぎているので、ただ見るだけにして、絶対に買わないつもりで展示場を見て回った。
 だが、その場に1時間半もいて、ラオスの人達からにっこり微笑まれると、だんだんラオスの雰囲気に惹き込まれていき、そのうちにラオス・シルクが私にささやき始めた。「ほら、わたし、素敵でしょ」、と。
結局、3枚のシルク・スカーフと、1枚の藍染スカーフを買うことになった。ラオス製品の色合いは確かにとても上品で魅力的だ。
 「エージア・パニック」の店主の話によると、ラオスでトップの店だそうである。したがって、絶対に値引きはしないということであったが、タイ語でガンガン頑張り、ついに値下げにこじつけた。ラオス人と私のタイ語の綱引き。それが一番、面白かった。