ボン先生ご一家の東京観光

 目下、ボン先生のご家族が東京に遊びにみえています。浅草へ行った時の話が面白かったので、かいつまんで書いてみますね。
 ボン先生、御主人、お母さん、お兄さん、そして、妹さんの5人は、浅草を着物を着て歩いたそうです。着付代金は、着物の借り賃と、ヘア・セットの両方で、一人¥2,500。おお、安い!
 5人が楽しそうに歩いていると、変なおじさんがお母さんに声をかけました。
 「おねえさん、きれいだね。どこから来たの?」
 ボン先生が答えました。「タイからです」
 「タイか。タイへ行きたいな。タイへ行って、タイの女をおれの女にしたいなあ」
 それをそのままボン先生がお母さんに訳すと、お母さんはむっとして、変なおじさんから去りました。そして、そのあと、ボン先生に言いました。「この話、お父さんには絶対にしちゃだめよ」
 失礼な話をするおじさんが、浅草にいるとは! 世界各国から来た女性に向かって、そのように言っているのかしら?それで、一日が面白おかしく過ぎるなんて、なんと安易な人生であることか。
 しかしながら、ボン先生や妹さんには目もくれず、お母さんに声をかけたということは、お母さんがとても素敵な女性であったということです。どうか自信を持ってタイにお帰りくださいませ。