87歳の華道家のたゆまぬ挑戦

  昨日、「第46回日本いけばな芸術展」へ出かけた。195流派、1,050名の代表作家の作品が3期に分けて展示されていたが、日本のいけばな芸術の真髄を堪能した。
  私は小原流に所属しているので、つい大先輩達の作品に目がいってしまったが、その中で、ひときわ驚いた作品があった。それは、小原流研究院名誉院長である工藤和彦氏が活けたものだ。若さ、楽しさ、新鮮さ、そして、剽軽な要素が観る者を釘づけにした。
  同氏は、今年87歳。一般的に言えば、枯れた風情の作品を想像しても不思議ではないが、先生の作品は年々、若返りを見せている。先生のたゆまぬ挑戦は若さの結晶となって、人々を魅了してやまない。
  「芸術とは何だろう?」と、久々に自分に問うた。そして、得られた答えは....。「芸術とは若さなり。美しいものを観ると、心身を若返らせてくれる」